廃車引き取りとは？自分なら誰に頼むのが良いかを初心者向けに解説

廃車引き取りについて、基本的な知識にはじまり、業者の種類/選び方/必要書類や準備物/サービスの流れ/メリットとデメリットを全て解説。自動車に詳しくない人が、知識ゼロの状態から、適正な料金（費用）で自分が所有する車の状態に合う廃車引取業者と出会い、安心して利用を完了するまでのノウハウを時短で学んでいただけます。

廃車引き取りとは？

廃車引き取りとは、使用ができなくなった自動車を専門業者が引き取り、適切に処分するサービスのことです。このサービスを利用することで、自動車を放置したままにすることなく、環境への影響や処分費用の負担を軽減することができます。

一般的には、以下のような場合に「廃車引き取り」のサービスを利用することが多い。

• 車検が切れたため、再度車検を通すための費用や手間をかけるのが億劫な場合
• 事故などで自動車が修理不能となった場合
• 買い替えや乗り換えにより不要となった場合

廃車引き取りを利用する際は、専門業者に依頼することが一般的です。業者によって費用や引き取り範囲などが異なるため、事前に比較検討を行うことが大切です。また、引き取りに必要な書類の準備や手続きなども確認しておくことが重要です。

廃車引き取りは誰に頼む？

廃車引き取り業者は多数存在しており、どの業者を選ぶかによって特徴やサービス内容が異なります。一般的には、以下のような業者がおすすめです。

おすすめ業者１「廃車引き取り専門業者」

廃車引き取り専門業者に頼むと、不動車（動かない車）でも引き取りをしてくれる場合があります。また、多くの業者は、廃車処分に必要な書類の手続きなども代行してくれるという特徴があります。

お得な使い方
複数の業者から見積もりを取ることで、高額で引き取ってもらえる業者を選ぶことができます。また、車を廃車にする際には、業者に処分費用を提示してもらい、作業項目の精査を行うことで費用を抑えることもできます。

おすすめ業者２「中古車買取業者」

中古車買取業者は、廃車買取業者が兼業で行っていることが多い業態です。自分の車を売却する際、業者側は「買取」を行うので、その後は一度「廃車手続き」を行うか「名義変更」を行うなどして市場に再販売します。

廃車引き取りを依頼する場合、中古車市場で販売されている程度の状態の車であれば買取となり、事故歴や故障の度合い、その他、車検/保険/走行距離などを加味した査定の結果、引取業者と同様に費用が発生するか、もしくは、更に高い金額を請求される場合もあります。

ただし、自動車ディーラーとは違い、大手グループ内で明確な料金体系があるわけではないので、交渉次第で十分に損しないで引き取ってもらえる可能性があるため選択肢には入れておきましょう。

お得な使い方
買取価格を比較することで、高額で買い取ってもらえる業者を選ぶことができます。廃車引き取り専門業者の場合、再販はしないので、この場合、お得に使うためには「自動車ディーラー」や「車買取専門店」にも複数の査定依頼をして比較検討することが重要です。

おすすめ業者３「自動車ディーラー」

特徴：車種やメーカーによっては、ディーラーから引き取ってもらえることがあります。また、買取価格を提示してくれる場合もあります。
選んだ理由：自分が持っている車がディーラーで販売されているメーカーのものであったため、買取価格を提示してもらいました。

お得な使い方
ディーラーで新車を購入する際に、古い車を『下取り査定』してもらうことで、廃車引き取りと新車購入時の費用割引を受けることが可能です。ただし、所有している車の廃車引き取りのみの場合は、前述した２つの業者よりも高額な引取金額を提示されることがあるのでご注意ください。

廃車引き取りとか、廃車買取とか、本当にややこしくてカオスな状況が続いていることが、お客様にとっては「ただ廃車したいだけなのに…」との願いがスムーズに叶わない理由になっているのは申し訳ありません。。。

そうですよね。これは考え方ですが、下記のように覚えていただければ、シンプルで失敗も減ると思うので参考にどうぞ！

廃車引き取り業者
＞事故車・動かない車・故障車など状態が悪い車の廃車

中古車買取業者
＞まだ動くけどボロくて査定で値がつくか不安な車の廃車
＞中古車検索サイトで車両本体価格25万円超えているような車の廃車

自動車ディーラー
＞新車や認定中古車を買う時の下取りとしての廃車引き取り

これから上からボロい順に簡単に判断できます。ただし、各社への相見積もりは大切なので、損しないために、決して怠ることのないようにしましょう。

廃車引き取り業者に頼む時の準備

廃車引き取りを業者に依頼する際、依頼主が準備する必要がある書類と物は以下の通りです。

【書類】

車検証
車検証には車両の基本情報や所有者情報が記載されており、引き取り業者が車両を引き取る際に必要な情報が含まれています。

自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、車両を所有するために必要な保険証明書です。引き取り業者が車両を引き取る際に必要な情報が含まれています。

自動車税納税証明書
自動車税納税証明書は、車両を所有するために必要な証明書です。引き取り業者が車両を引き取る際に必要な情報が含まれています。

所有者の印鑑証明書
普通車を廃車する場合は、所有者の印鑑証明書が必要となりますので、事前に準備して引き取り業者に預けられるようにしておきましょう。

委任状
廃車引き取り業者に代行してもらう業務は、「廃車手続き」と「車両の解体処分」の主に２つですが、どれも最終的に行政での手続きが必要であることから、あなたが業者に委任していることを証明するための書類が必須となります。

廃車手続きに必要な書類
車を廃車するためには、廃車手続きが必要です。引き取り業者に依頼する抹消登録（廃車）の種別によって必要な書類は異なりますが、一般的には譲渡証明書や廃車証明書が必要になります。また、自動車リサイクル券がある年式の車を廃車する場合には、引取業者に渡すようにしてください。

【必要物】

車両キー
引き取り業者が車両を引き取る際に必要なものです。キーを忘れると、車両を引き取ることができなくなるため、必ず用意しておく必要があります。

ナンバープレート
廃車引き取りの場合、車両ごと引き渡すのでナンバープレートは車体についているはずですが、何らかの事情でナンバーを外している場合は、前後２枚を業者に預けて返納してもらってください。

車両の部品や付属品
車両を引き取る際に、必要な場合があります。引き取り業者によって異なりますが、タイヤやバッテリーなど、車両から取り外す部品や付属品がある場合があります。

普通車と軽自動車の場合、必要な書類や手続きは同じです。ただし、引き取り業者によっては、軽自動車を引き取ることができない場合があるため、事前に確認することが重要です。

廃車引き取りの流れ

廃車引き取りの流れは以下の通りです。

以上が、廃車引き取りの流れです。業者によって手続きや流れが異なる場合がありますので、事前に確認することが重要です。

廃車引き取りの費用

廃車引き取りにおける費用は以下のような項目に分かれます。

1. 引き取り費用
   車を引き取るためにかかる費用です。車の状態や車種によって異なりますが、一般的に数万円程度が相場です。
2. 書類代行費用
   廃車にするには、廃車証明書の発行が必要です。業者によっては、廃車証明書の発行手続きを代行してくれるため、書類代行費用がかかる場合があります。【当社：原則無料】
3. レッカー代
   車を引き取るために必要なレッカー車の使用料です。引き取り場所までの距離や、車両の大きさによって異なりますが、数千円程度が相場です。【当社：原則無料】
4. 解体処分費用
   引き取った車を適切に処分するためにかかる費用です。車種や処分方法によって異なりますが、一般的に数千円程度が相場です。
5. 追加作業費用
   車の状態によっては、特別な作業が必要な場合があります。例えば、車がエレベーターで上がりきらず、クレーンを使って引き上げる必要がある場合などが該当します。そのような場合には、追加で作業費用がかかる場合があります。

これらが、廃車引き取りにおける費用の主な項目と費用感です。業者によって項目や料金が異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。また、複数の業者から見積もりを取ることで、費用の比較ができます。

廃車引き取りを利用するメリット

メリット１「車を処分できる」

廃車引き取りサービスを利用することで、車を手間なく処分することができます。自分で廃車を処分する場合、手続きや手間がかかるため、廃車引き取りサービスを利用することで、一部の書類準備以外を任せられるので楽に処分できます。

ポイント
廃車引き取りサービスを利用する際には、事前にサービスの内容や費用、手続きなどを確認しておくことが重要です。

メリット２「お金がもらえる」

廃車引き取りサービスでは、車の廃車処分に伴い、一定の金額が支払われることがあります。車の状態や車種によって金額は異なりますが、不要な車に対して少しでも収入を得られるのはメリットです。

ポイント
車の状態や年式、車種によって金額は異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、金額の比較を行うことが大切です。

メリット３「環境に優しい」

廃車を適切に処理しないと、廃車から発生する有害物質が環境に悪影響を与えることがあります。廃車引き取りサービスでは、車を適切に処理することにより、環境保全に寄与することができます。

ポイント
廃車引き取りサービスを利用する場合は、適切な業者を選ぶことが重要です。業者の環境への取り組みや、処理方法を確認することが大切です。

廃車引き取りを利用するデメリット

廃車引き取りサービスを利用するデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

デメリット１「引き取り費用がかかる」

廃車引き取りサービスを利用する場合、一定の費用がかかることがあります。廃車の状態や車種によって費用は異なりますが、費用の面でデメリットとなる場合があります。

一方、自分で廃車を処分する方法なら、費用はかかりませんが、手続きや手間がかかるため、時間や労力を要します。

デメリット２「依頼から処分までに時間がかかる」

廃車引き取りサービスを利用する場合、業者の都合や手続きなどにより、処分までに時間がかかることがあります。急いで処分しなければならない場合には、デメリットとなる場合があります。

逆に、自分で廃車を処分する場合、業者の都合に左右されずに処分することができます。ただし、手続きや手間がかかるため、時間や労力を要します。

デメリット３「廃車引き取り業者選びに注意が必要」

廃車引き取り業者の中には、適切な処理方法を取らずに不法投棄を行う業者も存在します。そのため、選択には注意が必要です。

業者の中には、兼業の業者もいるため、即応できない場合や適切な処分をするための提携先が無くなっている場合も考えられるので選ぶ際には注意しましょう。

廃車引き取り業者の選び方と注意点

廃車引き取り業者を選ぶ際のポイントと注意点は以下の通りです。

口コミや評価を確認する

業者のサービスや評判を調べることで、信頼性や満足度が分かります。インターネット上で口コミを検索するか、業者のウェブサイトの評価やレビューを確認すると良いでしょう。

見積もり結果を比較する

複数の業者から見積もりを取ることで、費用やサービス内容を比較できます。業者によって見積もりの仕方や料金が異なるため、見積もりの比較は必須です。

保険加入状況の確認

業者が保険に加入しているかを確認しましょう。事故や損害が発生した場合、保険に加入している業者であれば安心です。

営業エリアの確認

業者の営業エリアを確認しましょう。引き取り場所や処分場所によっては、業者が対応していない場合があります。

依頼前に注意すること

業者に依頼する前に、以下の点に注意しましょう。

• 引き取り時に必要な書類や手続きがあるか確認する
• 見積もりの金額や条件について、事前に確認する
• 引き取り作業中に何か問題が発生した場合の対応策を確認する
• 支払い方法やタイミングについて、事前に確認する

業者選びは、費用やサービス内容だけでなく、信頼性や満足度も重要です。複数の業者を比較し、自分に合った業者を選ぶことが大切です。

まとめ

廃車引き取りには、多くのメリットがありましたね！引取専門業者に依頼することで、自分で処分する手間や費用を省くことができるため、煩わしさを感じずに手軽に車を廃車することができます。

ただし、業者選びや必要な手続きなど、注意点もありましたね。繰り返しにはなりますが、廃車引取業者選びは、複数の業者から見積もりを取り、信頼性や評判、サービス内容などを比較することが重要です。また、引き取り前に必要な書類や手続きを確認しておくことも大切です。

車を廃車にする際には、廃車引き取りだけでなく、リサイクル料金が必要になる場合があります。リサイクル料金は、新車購入時に支払った自動車リサイクル法の費用で、廃車にする際にも支払う必要があります。また、廃車引き取り業者によっては、リサイクル料金が含まれていない場合がありますので、事前に確認することが重要です。

廃棄物を不適切に処分すると、環境汚染や健康被害などを引き起こすことがあります。車両の廃棄物を適切に処分するためには、業者による廃棄物処理の方法を確認し、環境に配慮した廃棄物処理を行うことが大切です。

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