故障車だから直ぐに廃車する必要がある訳では無く、自動車のどの部分が「どの程度壊れているか」や「どの部品が動作しないのか」といった程度によって判断は異なります。ここでは、廃車したほうが良い故障について、症状によって異なる判断基準を解説します。
廃車したほうがいい故障車
廃車するかを判断する基準は、修理費用が高額になり、下取りに出しても買取してもらえない場合などです。また、事故車を専門としている廃車引き取り業者や買取業者では、故障車の部品を再利用したり鉄資源として再利用する販路があります。
そのため、買取金額を提示されることもありますが、下記のような状態の故障車の場合には廃車する選択をしたほうが賢明といえます。壊れた部分だけではなく、劣化についても重要なので、一覧でご案内します。
ここのような故障車は廃車を推奨
補足解説
上記以外にも、水没や炎上など故障車の症状には多種多様な種類がありますが、走行距離/走行の可否/レッカーが使えるかなど、業者視点で考えてみることで、「どこが壊れたら廃車するべき?」との疑問を正しく解消することに繋がりやすくなります。
また、壊れた部分についてだけではなく、どのような場所に保管されているかも重要です。通りに面していない場所、高低差がある場所、他人の土地など、条件によって必要な費用が変化するので修理ばかりが最良とは言えないのです。
スタッフより
故障した車でも、中古車として再販が可能なものや、部品取り車として重宝される車もあります。ここからは、廃車する場合の判断基準について、過去のサービス提供実績から需要の多いノウハウを解説しますので参考にしてみてください。
故障車を廃車する場合の判断基準
故障のために車を廃棄するかどうかを決定するとき、考慮すべきいくつかの要因があります。一般的には、走行距離が200,000kmを超えたら廃車したほうが良いといえます。ただし、これはあくまでも目安であり、走行距離に関係なく、部品は経年劣化する可能性があります。
車が事故に巻き込まれたり故障したりした場合、車を修理するか、廃棄して新しい車を購入する方が費用対効果が高いかを検討することが重要です。時と場合によっては、修理すれば以前のように使い続けることができるように見えても、車を廃棄する方が費用対効果が高い場合があります。
廃車完了後に受け取れる、自動車・重量税などの還付金や、自賠責保険の返戻金の金額と自動車の修理代金を比べて、手元に残る金額が高い時期は特に廃車したほうが得です。
また、車齢13年以上になると自動車税が15%増し、急な故障のリスクが高まり保険料が高くなる制度を考慮する必要もあります。車を廃車にする場合、正規ディーラーや中古車買取業者を利用する費用や、自分で手続きをする費用がかかります。したがって、決定を下す前にすべての要因を慎重に検討することが重要です。
故障車を廃車する時期はいつがいい?
いつ故障車を廃棄するのが最善かを決定する時期は、車が使用されていない期間に税金を支払う必要がないように、年次車検前または同じ年の 4 月までです。
また、新車発売後20年以上経過した車や走行距離が20万kmを超えた車も廃車の対象となります。場合によっては、事故や機械の故障により、車を廃棄しなければならないことがあります。これが発生した場合、追加の税金や手数料の支払いを避けるために、できるだけ早く車を廃棄することが重要です。
車の廃車手続きは煩雑で手間がかかるので、廃車専門業者に依頼することをおすすめします。故障車の場合、車置き場からの移動にレッカーが必要となり個人では手配や操作が難しいのが実情。必要書類の準備から解体処分までを代行してくれる業者の存在は心強いものです。
まとめ
最後まで読んでいただき有難うございました!故障車の廃車はなにが壊れたらすべきなのかについて、できる限り短時間で、効率よく知っていただけるよう工夫しましたが、果たしてどれだけ多くの人のお役に立てたでしょうか。
ここでは、廃車してしまったほうが楽な場合だけを紹介しました。逆に言えば、ここで紹介されていない症状の故障車なら、中古車買取や廃車買取の業者に査定を依頼する価値がある可能性が高まるということです。
高いお金を払って購入した愛車を、可能な限り損することなく手放すため、『自分にとって最良の選択』が見つかるまで焦らず行動しましょう!
みんなの質問箱
車の廃車が専門の当社には、日々多くの質問が寄せられます。その質問の中から、特に需要が多い質問と専門スタッフによる答えをまとめてあるのが「みんなの質問箱」です。
いかがですか。ご自身の故障車の症状と当てはまるものはありましたか?上記の症状が複数重なる人もいらっしゃると思いますが、その場合も、廃車対象として考えて問題ないでしょう。