エンジンがかからない車を廃車するか、修理するのかを判断する際の原因特定、選択肢、修理、引き取りや廃車などの費用を掲載。もしも廃車する場合のために、お得に不動車を処分するためのポイントも解説しているので、処分の際の参考にしてみてください。
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エンジンがかからない車の状態確認
エンジンがかからない車は、まずその状態を確認することが重要です。不動車の状態を把握することで、適切な処分方法や費用を見極める助けになります。エンジンがかからない原因や自走可能かどうかを確認し、最適な処分方法を選びましょう。
エンジンがかからない原因を特定する
エンジンがかからない原因はさまざまで、これを特定することが第一歩です。以下は主な原因とその特定方法です。
- バッテリーの故障:バッテリーが上がっている場合、新しいバッテリーと交換するとエンジンがかかることがあります。
- 燃料系統の問題:燃料が供給されていない場合、燃料ポンプや燃料フィルターの異常が考えられます。
- イグニッションシステムの異常:イグニッションコイルやプラグが劣化している場合、点火がうまくいかずエンジンがかからないことがあります。
- エンジン自体の故障:これには内部部品の損傷や摩耗が含まれ、専門的な修理が必要です。
- その他のシステム不具合:たとえば、電気系統のトラブルやコンピュータの故障も原因となることがあります。
自走可能か確認する
エンジンがかからない場合でも、車が自走可能かどうかを確認することが必要です。以下では、自走可能かの判断基準を解説します。
- エンジンが始動するか:バッテリーの交換や燃料供給の改善でエンジンがかかる場合、車は自走可能です。
- 異音や振動の有無:エンジンがかかっても、異音や異常な振動がある場合は、自走するとさらにダメージを与える可能性があります。
- 重要な機能の動作確認:ブレーキ、ステアリング、ライトなどの基本機能が正常に動作するか確認します。
- 外観の損傷:大きな損傷がある場合は、自走するのが危険なこともあります。
自己判断で車が自走可能と考えても、安全性を確保するためには専門家による点検を受けることをおすすめします。特に重要な機能に不具合がある場合は、無理に自走するのではなく、レッカー移動を検討しましょう。
エンジンがかからない車は廃車?修理?
エンジンがかからない車をどう廃車するかは、車の状態や故障の度合いによって異なります。適切な処分方法を選ぶためには、事前に知っておくべきポイントがあります。ここでは、不動車を処分する前に押さえておきたい事項について解説します。
引き取りや廃車にかかる費用
不動車の引き取りや処分には費用がかかることが一般的です。ただし、車種や状態によって費用は異なります。以下に「普通車」と「軽自動車」の引き取り相場を解説付きで一覧にしました。
普通車の場合
- レッカー代: 約1万円~3万円
- 廃車手数料: 約1万円~2万円
軽自動車の場合:
- レッカー代: 約5千円~2万円
- 廃車手数料: 約5千円~1万円
費用の総額は依頼する業者や車の状態によっても変わるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。特にレッカー代は、距離や道路状況によって変動することがあります。
レッカー代と廃車手数料が主な費用ですが、依頼する業者によっては無料で引き取ってもらえる場合もあります。事前に見積もりを比較することが重要です。
修理して売却できる場合もある
必ずしも不動車を廃車にするわけではなく、修理して中古車として売却するという選択肢もあります。この場合の売却相場も確認しておきましょう。「普通車」と「軽自動車」に分けて解説します。
普通車の場合
- 軽度の故障: 修理費用 約5万円~10万円、売却価格 約10万円~30万円
- 重度の故障: 修理費用 約10万円~20万円、売却価格 約5万円~20万円
軽自動車の場合
- 軽度の故障: 修理費用 約3万円~8万円、売却価格 約5万円~15万円
- 重度の故障: 修理費用 約8万円~15万円、売却価格 約2万円~10万円
修理費用とは別に、売却価格も車種や故障の程度によって異なります。故障した車でも部品としての再利用が可能なため、意外と高値で売れることもあります。また、修理費用が高額になる場合は、廃車買取業者に依頼する方が経済的にオトクな場合もあります。
修理費用と売却価格を比較して、どちらがオトクなのかを見極めることが大切です。修理して売却する方法も一考の価値があります。
エンジンがかからない車を廃車する際の選択肢
エンジンがかからない車や不動車を処分する際には、いくつかの選択肢があります。車の状態や所有者の都合に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。以下では代表的な処分方法である「廃車にする」と「買取業者に売却する」について詳しく解説します。
廃車にする
エンジンがかからない車や修理が困難な場合、車を廃車にすることが一般的です。廃車にする方法はいくつかあり、その中でも廃車買取業者に依頼することで手続きがスムーズに進むことが多いです。
廃車にかかる費用は以下の通りです:
- 普通車:廃車手数料およびレッカー代が必要となりますが、廃車買取業者によってはこれらの費用が無料になる場合もあります。
- 軽自動車:普通車と同様に、手数料やレッカー代がかかります。買取業者によっては無償で引き取ることが可能です。
廃車にする場合のポイントとして、まず複数の廃車買取業者に見積もりを依頼することが大切です。一つの業者に絞らず、複数の業者に依頼することで、お得に車を処分することが可能になります。
不動車の引き取り費用が無料の業者を探すと、総費用を抑えることができます。
買取業者に売却する
エンジンがかからない車でも、買取業者に売却することが可能です。不動車でも買取できる理由は、車の修理や部品の再利用ができるからです。特に人気車種の場合、高価買取が期待できます。
不動車を買取業者に売却する際の相場は以下の通りです:
- 普通車:状態や年式、車種によりますが、修理可能な場合は数万円から十数万円の間で買い取ってもらえることが多いです。
- 軽自動車:こちらも状態や車種によりますが、数万円で買い取られることが一般的です。
買取業者に売却する場合のポイントは、故障の程度や車種によって大幅に売却価格が変わるため、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。
買取業者を選ぶ際には、過去の取引実績や口コミを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
お得に不動車を処分するためのポイント
複数の業者から見積もりを取る
エンジンがかからない車をお得に処分するためには、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
廃車買取業者や修理業者の中で、どこが一番高く買ってくれるかを比較するためには、最低でも3社からの見積もりを取るとよいでしょう。業者ごとに査定基準や買い取り条件が異なるため、同じ車でも提示される価格が異なることがあります。
また、エンジンが故障している場合でも、部品取りとしての価値や修理後の売却を見込んで高値で引き取ってくれる場合もあります。
見積りを依頼する時には車の状態を正確に伝えることが重要です。事故歴や故障箇所をしっかり伝えることで、後からトラブルを避けることができます。また、レッカー代や引き取り費用がかかるかどうかも確認しておくといいでしょう。これらの情報を基に、総合的にどの業者が一番有利かを見極めることができます。
人気車種や条件によっては高価買取が可能
車がエンジンがかからない状態になってしまった場合でも、人気車種や状態によっては高価買取が可能です。特に市場で人気のある車種は、たとえ不動車であっても部品取りとしての価値が高いため、高値で引き取る業者が多いです。
例えば、トヨタのプリウスや日産のリーフなどのハイブリッド車や電気自動車は、バッテリーやモーター部分が需要が高いため、高価買取されやすいです。
また、車の状態が比較的良好であれば、修理後に高く売れる可能性があるため、修理業者や中古車販売業者による買い取りも期待できます。故障箇所が限定的で簡単に修理できる場合や、外装が綺麗な場合には、その分評価が上がります。このように、車種や条件によって買取価格は大きく変わるため、自分の車がどのくらいの価値があるのかを把握することが大切です。
車を高く売るためには、車検証や整備記録簿などの書類を整えておくこと、そして可能ならば内外装を綺麗にしておくことも重要です。こうした事前準備を怠らないことで、買取業者からの評価が上がり、高価買取につながります。
よくある質問と答え
不動車の処分方法や費用について具体的な質問が多く寄せられます。ここでは、一般的によくある質問とその答えを紹介します。
Q: 車のエンジンがかからない場合、必ず廃車にする必要がありますか?
A: いいえ、必ずしも廃車にする必要はありません。エンジンがかからない原因によっては修理が可能ですし、修理後の売却も検討できます。買取業者に依頼して車の状態を確認してもらうのがおすすめです。
Q: 不動車を放置しておくとどうなりますか?
A: 車を放置しておくと状態がさらに悪化し、修理費用も増えることになります。放置するより早めに廃車や買取を依頼した方がコストを抑えられる場合が多いです。
Q: 買取業者に依頼するときの費用はどれくらいですか?
A: 買取業者に依頼する費用は業者や車の状態によりますが、一般的には無料で引き取ってもらえることが多いです。普通車の場合、レッカー代含めて数万円の費用がかかる場合もありますが、業者によっては全額負担してくれることもあります。
Q: 廃車にする場合の手続きは難しいですか?
A: 廃車手続きは業者に依頼すると簡単に済みます。必要書類を準備して業者に依頼するだけで、専門のスタッフが面倒な手続きを代行してくれます。自分で行う場合は、陸運局に廃車手続きに必要な書類を提出する必要があります。
Q: 壊れた車でも買取してもらえる理由は何ですか?
A: 故障した車でも買取してもらえる理由は、車の修理や部品として再利用が可能だからです。買取業者は再利用可能なパーツを回収し、販売することで利益を得ています。このため、壊れた車でも買取対象となるのです。
まとめ
エンジンがかからない車、いわゆる不動車をどう処分するかは、多くの車の所有者にとって大きな悩みの種です。まず、不動車の状態を確認し、その原因を特定することが重要です。原因が特定されれば、自走可能かどうかも確認できます。
不動車の処分方法としては、主に廃車にするか、買取業者に売却するかの二つの選択肢があります。それぞれの選択肢において、かかる費用や得られるメリットは異なるため、事前に十分な情報収集を行い、最適な方法を選ぶことが肝心です。
お得に不動車を処分するためのポイントとしては、まず複数の業者から見積もりを取り、車種や故障の程度に応じた最適な処分方法を見極めることです。廃車買取業者への依頼は特におススメで、条件によっては高価買取が可能な場合もあります。
最後に、不動車をそのまま放置すると車の状態が悪化し、処分がますます難しくなる場合があるため、早めに対策を講じることをお勧めします。迅速かつ効率的に処分することで、不要な費用や手間を最小限に抑えることができます。
エンジンがかからない原因を特定するためには、まず基本的な点検から進め、必要に応じて専門家の診断を受けることが重要です。原因を特定しないまま放置すると、車の状態がさらに悪化する可能性があります。