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不動車とは何のこと?
不動車とは、事故や故障などにより物理的に動かせない状態の車のことを指します。つまり、エンジンがかからない車やタイヤが動かない車など、自走することができない車を総称して不動車と呼びます。
一般的には、「動かない車」や「動かせなくなった車」と表現する人のほうが多く、不動車という言葉は自動車業界関係者に用いられる用語と考えてください。
車検切れの車も不動車に該当
また、不動車として扱われるのは、車検切れの車も該当します。車検の有効期限が切れてしまった場合には、道路を走行することができず、不動車として扱われることになります。
動かない放置車両も不動車と言える
さらに、長期間の放置によって動かなくなった車も不動車と言えます。例えば、駐車場やガレージに長期間放置された車が、エンジンがかからず動かない状態になった場合にも、不動車として扱われます。
以上が不動車の定義および不動車の概要です。不動車は自走することができず、修理の必要がある場合もあります。次に、具体的な不動車の種類について解説します。
不動車の種類「6選」
不動車にはいくつかの種類があります。以下では主な種類をご紹介します。
1.車検切れの車
車検切れの車も不動車に該当します。車検切れとは、法定の車検を受けていない状態を指し、法律によって公道を走行することができません。そのため、車検を受けていない車は通常の運転ができず、不動車として扱われます。
2.任意保険切れの車
任意保険切れの車も不動車に該当します。任意保険は自賠責保険に加えて加入する保険であり、保険期間中に解約や更新手続きを行わなかった場合に保険は切れてしまいます。保険が切れた状態では、車両の修理費用が自己負担になるため、運転することが困難となります。そのため、任意保険を切れたまま放置された車は不動車として扱われます。
3.エンジンが動かない車
エンジンが動かない車も不動車として扱われます。エンジンが動かない原因は、故障や事故など様々ですが、結果として車が動かない状態となってしまいます。車が動かず走行ができない場合は、不動車とされるため、修理や処分が必要となります。
4.タイヤが動かない車
タイヤが動かない車も不動車に該当します。タイヤが動かない原因は、パンクやバースト、経年劣化などが挙げられます。タイヤが動かない状態では、車が走行できず、不動車として扱われます。
5.全損事故で動かない車
全損事故で動かない車も不動車に該当します。全損とは、修理費用が車の価値を上回るほどの大きな事故や故障のことを指します。車が動かず、修理することも困難な場合、不動車として扱われます。
6.長期間の放置で動かない車
長期間の放置で動かなくなった車も不動車に該当します。車は長期間動かないと、エンジンや各種機械部品が固着し、車が動かなくなることがあります。放置された車は不動車として扱われ、修理の必要性や処分方法を検討する必要があります。
その他
以上の他にも、様々な種類の不動車が存在します。例えば、ボディにひどい錆が発生した車や、乗車スペースが使用できないほど内部に汚れが溜まった車なども不動車に該当する場合があります。
不動車の処分方法「6種類」
不動車を処分する方法にはいくつかのオプションがあります。以下にそれぞれの方法を説明します。
1.廃車業者に引き取りを依頼する方法
廃車業者に不動車の引き取りを依頼する方法です。廃車業者は、不動車を解体し、鉄資源として再利用することができます。不動車の引き取りには、一定の費用がかかることがありますが、手続きも簡単で、迅速に処分をすることができます。
2.車買取業者に査定を依頼する方法
車買取業者に不動車の査定を依頼する方法です。車買取業者は、不動車でも部品や鉄資源としての価値を見出すことがあります。不動車の査定では、車の状態や市場価値などが考慮されます。もし車にまだ価値があると判断された場合、売却することができ、不動車を高値で処分することができます。
3.近所の解体業者に鉄資源として買取依頼する方法
近所の解体業者に鉄資源として不動車を買取ってもらう方法です。解体業者は、不動車を解体し、部品や鉄などのリサイクル資源として利用することができます。解体業者は地域によって異なることがありますが、中には不動車の買取を行っている業者もあります。近所の解体業者に相談してみると良いでしょう。
4.部品取り車として引取先を探す方法
不動車を部品取り車として引き取ってくれる業者を探す方法です。部品取り車は、不動車の部品を他の車に流用するために利用されます。特に人気の車種や希少部品がある場合、部品取り業者は不動車を引き取ることがあります。インターネットや電話帳などで部品取り業者を探してみましょう。
5.価値ある車ならオークション等で販売する方法
不動車の中には、まだ価値があると判断される車もあります。そのような場合は、オークションやインターネットの販売サイトを活用して販売することができます。オークションでは、多くの参加者が競り合い、高値で車を売却するチャンスがあります。ただし、オークションには入会手数料や手続きがかかる場合があるため、注意が必要です。
6.一括査定で高値で売却する方法
最後の方法は、一括査定サイトを利用して高値で不動車を売却する方法です。一括査定サイトでは、複数の買取業者に一度に査定を依頼することができます。これにより、最も高い査定価格を提示してくれる業者を選ぶことができます。一括査定サイトはインターネット上で利用できるため、手軽に利用することができます。
不動車の修理について
不動車の修理を検討する場合、どのような状態の不動車なら修理したほうが良いのでしょうか。
まず、エンジンがかからない車の場合、燃料供給の問題やバッテリーの劣化など、比較的簡単な修理でエンジンを動かすことができる場合があります。特に中古車市場で人気のある車種や、修復費用が安く済む場合は、修理を検討しても良いでしょう。
一方、大きな事故によるフレームの歪みや、重大なエンジン故障など、高額な修理費用がかかる場合は、修理をせずに廃車したほうが良いでしょう。修理費用が車の価値を上回る場合、修理してもその後の車の価値が下がる可能性があるため、廃車を選択することが一般的です。
特に事故車の場合は、フレームの歪みなどにより走行上の危険性が生じることがあります。もしフレームが歪んでいる場合は、修理によって正常な状態に戻すことができないため、安全に走行することができません。そのような場合は、修理を断念し廃車手続きをすることが重要です。
不動車を修理するか否かは、具体的な状態や修理費用と車の価値を比較し、判断する必要があります。修復費用が高額である場合や、走行上の安全性に問題がある場合は、廃車を選ぶことが重要です。
不動車の廃車について
不動車を処分する方法には、自分で廃車手続きをする方法や廃車業者に依頼する方法があります。以下ではそれぞれの手順と留意事項について説明します。
自分で不動車を廃車する手順
不動車を自分で廃車する場合、以下の手順を踏む必要があります。
- 所轄の陸運局に廃車届を提出する。
- 車検証と自賠責保険証券を返納する。
- 自動車税の支払いを停止する。
- ナンバープレートを陸運局に返納する。
これらの手続きにより、不動車の登録が抹消されます。
故障で動かない車を廃車業者に依頼する手順と留意事項
故障で動かない車を廃車業者に依頼する場合は、以下の手順と留意事項に気を付けてください。
- 特定の廃車業者に見積もりを依頼し、引き取りに関する詳細を確認します。
- 引き取り日時と場所を調整し、不動車を業者に引き渡します。
- 引き取り時の費用(レッカー代など)について確認し、支払い方法を決めます。
- 車検証や自賠責保険証券を業者に渡し、廃車手続きをしてもらいます。
- 引き取り後は、業者によって廃車処理が行われます。
注意点としては、引き取り時に費用がかかることや、業者によって処理方法が異なることが挙げられます。見積もりを比較し、信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。
事故で動かない車を廃車業者に依頼する手順と留意事項
事故で動かない車を廃車業者に依頼する場合は、以下の手順と留意事項に気を付けてください。
- 事故の内容や車両の状態を業者に伝え、見積もりを依頼します。
- 引き取り日時と場所を調整し、業者に不動車を引き渡します。
- 引き取り時の費用や手続きについて確認し、納得した上で契約します。
- 車検証や自賠責保険証券を業者に渡し、廃車手続きをしてもらいます。
- 引き取り後は、業者によって廃車処理が行われます。
事故車の引き取りには、特殊な設備や技術が必要な場合があります。業者の信頼性や処理方法をしっかりと確認し、廃車を依頼しましょう。
不動車を廃車買取業者に廃車してもらう手順と留意事項
不動車を廃車買取業者に廃車してもらう場合は、以下の手順と留意事項に気を付けてください。
- 複数の廃車買取業者に査定を依頼し、見積もりを比較します。
- 価格や引き取り条件に納得した業者を選び、契約書を交わします。
- 業者に引き取り日時と場所を連絡し、不動車を引き渡します。
- 車検証や自賠責保険証券を業者に渡し、廃車手続きをしてもらいます。
- 引き取り後は、業者によって廃車処理が行われます。
廃車買取業者は車の部品や素材を再利用することで収益を得るため、通常の廃車手続きとは異なる場合があります。信頼性や評判を確認し、適切な業者と契約しましょう。
不動車のデメリットと対処法
不動車を放置することは良くありません。不動車のまま放置しておくと、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
デメリット
- 無駄な税金の支払い
不動車でも所有している場合には自動車税の支払いが必要です。あえて不動車を保有することで、無駄な税金がかかる可能性があります。 - 車の価値が下がる
不動車は市場価値が低く、時間の経過と共にさらに価値が下がっていきます。理由は、修理費用が高額であるためや需要が少ないためなどがあります。 - 保管スペースの必要性
不動車はスペースを占有するため、保管場所に困ることがあります。特に都市部ではスペース確保が難しいことが多く、駐車場の問題にも発展するかもしれません。 - 車上荒らしや放火の危険性
不動車は見かけ目標となることがあり、車上荒らしや放火の危険性が高くなります。結果として、車がさらに損傷を受ける可能性があります。 - 不法投棄での罰則
不動車を放置したまま放置処分することは、不法投棄とみなされる場合があります。不法投棄は罰則があるため、法的な問題が生じる可能性があります。
対処法
不動車には以下の対処法があります。
- 不動車を修理する
修理費用や修復の可否によって判断します。比較的安価に修理できる部品交換や簡単な修理が可能な場合は、修理を検討する価値があります。 - 廃車業者に依頼する
不動車を専門に扱う廃車業者に引き取ってもらう方法です。廃車手続きや車の引き取りなど全てを業者にお任せすることができます。 - 車買取業者に査定を依頼する
不動車でも買取が可能な車買取業者に査定を依頼し、売却する方法です。廃車買取専門業者もありますので、高値で売却することもできるかもしれません。 - 近所の解体業者に鉄資源として買い取ってもらう
不動車を解体業者に引き取ってもらい、鉄資源として買い取ってもらう方法もあります。解体して再利用することで、資源の有効活用に繋がります。
以上の対処法を検討し、費用や手間を考慮して最適な方法を選ぶことが大切です。
まとめ
不動車は、事故や故障により動かせない状態の車を指します。車検切れの車や放置車両も不動車に該当します。不動車の種類には、車検切れの車や任意保険切れの車、エンジンやタイヤが動かない車、全損事故で動かない車などがあります。
不動車の処分方法としては、廃車業者や車買取業者に引き取りを依頼する方法、解体業者に鉄資源として買取依頼する方法、部品取り車として引取先を探す方法などがあります。また、不動車を修理する場合は、状態によっては修理が必要な場合もありますが、事故車の場合は走行上の危険もあるため注意が必要です。
不動車の廃車については、自分で廃車する手順や業者に依頼する手順などがあります。不動車を放置することにはデメリットもありますので、適切な処分方法を選ぶようにしましょう。
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不動車になる理由としては、事故や故障が挙げられます。事故によって車体が大きく損傷し、走行が不可能となったり、エンジンやタイヤが故障してしまった場合には、車は動かせない状態になります。